前回Roland V-Drumsのタム用パッドPD-105のセンサーコーンを交換してみましたが、コーンを交換したら俄然快調になってしまい、他のパッドの感度が気になってきてしまいました。最近中古で入手したPD-125がメッシュヘッドが汚れて黒っぽくなっていたのと、ヘッドの中心部はいいのですが、周辺部の感度が悪くなっていたことから、ヘッドの洗浄と、ついでにセンサーコーンの交換をやってしまおうと思い立ちました。この汚れていたメッシュヘッドは最初、新品のヘッドと交換しようかと思い、新品のヘッドも購入したのですが、写真でご覧いただけるように、ヘッドのモデルチェンジがあって、新しいヘッドはデザインが変わってしまいました。1つだけ違うデザインなのも何だなと思って、「メッシュヘッドは洗浄可能」という情報を得て、洗ってみることにしました。

PD-125を開けてみたところ
PD-125のヘッドを開けたところ、埃が溜まっていました

今回のPD-125はかなり年季の入った個体だったので、前回同様の手順でヘッドを外してみると、ご覧のように埃が溜まっていて、センサーコーンもつぶれかけていました。まずはメッシュヘッドの洗浄ということで、今回は12インチというやや大きなヘッドを洗うため、家にある洗面器では入りきらず、洗面台にぬるま湯を張り、そこに洗濯用中性洗剤(うちはアクロンを愛用)を溶かしてつけおきをしました。つけおき中の写真は撮りそこなったので悪しからず。でもつけおきして、最後にスポンジでこすって洗っただけで結構きれいになりました。今回はセンサーコーン(あちらではFoam ConeまたはTrigger Coneと言うみたい)をカナダのQuartz Percussionsにオーダーしていたので、その到着を待って交換することにして、一旦ヘッドを元に戻しました。しかしやはりコロナの影響で郵便事情が悪く、オーダーしてから到着まで20日近くかかりました。購入はPayPalで買えるので、それほど難しいことは無く、しかもPayPalで購入すると日本語でちゃんと宛名が打たれて届くということが判明。PayPalに登録している日本語の住所がそのまま反映されるみたいですね。

Foam ConeとPD-125
Quartz Percussionから輸入したFoam ConeとPD-125

Quartz Percussionsから届いたコーンは、センサーに接着した時にセンサーからのケーブルが通るように下部をくり抜き加工してあって、自分でくり抜く手間が無く、そのままセンサーに貼ってしまえばいいだけなので、とても作業が楽です。なので今回の作業としてはパッド内の埃を掃除機で吸い取り、吸い取り切れない分は最近必需品となった除菌ウェットティッシュでふき取る(決してセンサーや配線を拭かないように)。元々のコーンを剥がし、新しいコーンを接着するという手順になりました。

ラバーを外したフープ

今回のパッドは年季が入っていて、フープのラバー部分も相当打痕がありましたので、ついでにこのラバーも交換することにしました。交換は元のラバーをめくって剥がす感じで、それほど難しくありませんね。そしてフープとヘッドを元通りねじ止めして出来上がりです。

フープラバーを外したPD-125と取り外したセンサーコーン
フープラバーを交換したPD-125と取り外したセンサーコーン

今回もコーン交換後はかなり感度が改善し、ヘッドの周辺部を叩いてもパッドがきちんと反応してくれるようになりました。1000円程度で出来るメンテナンスとして定期的にやっておくといいかも知れませんね。フープラバーも500円ちょっとで手に入りますので。尤も年に1回とかやる必要はなく、4~5年使ってパッドがヘタったらでいいと思いますが。でもヘッドがきれいになると気持ちもスッキリ、やる気も出ますね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です