久しぶりの更新です。昨年の後半はマンションの管理組合の理事になってしまったため、管理組合の仕事を結構な頻度でしなければならなくなり、更に追い打ちをかけるようにサッカーの審判インストラクターの資格を取るための講習会やら試験勉強やらで時間が潰れることが多くなって、音楽制作の方はすっかり滞ってしまっていました。しかし漸くインストラクター資格も無事取れ、管理組合の仕事も慣れてきたので少し音楽制作に時間が取れるかなという感じになってきました。

とは言え、未だ新しい作品の制作にかかっているわけでも無いので、今回は年末にハードディスクが不調に陥ったMac mini Mid 2010のSSD換装と、それに味をしめて行ったMac mini Late 2012のSSD増設について備忘録として書き留めておきます。

自宅のMac mini Mid 2010はほぼ年賀状制作用とインターネットサーフィン用ぐらいにしか使わなくなってきたのですが、Air Macベースステーションの設定をこいつでやっていたりしたので、常時電源入れっぱなしで使っていたりして、多分知らないうちにWebブラウザからのハードディスクへのアクセスなども頻繁に行われていたのでしょう、年末に今年の年賀状を作り終えたとほぼ同時にインストールしてあるDrive Geniusからメディアに物理的損傷のある領域が見つかりましたというアラートが発せられました。Drive Geniusからもディスクユーティリティからも修復が不可能に陥ってしまったので、これは早晩バックアップを取ってドライブを交換するしか無いかなとの結論に至り、CPUもCore 2 Duoの2.4GHzと今となっては非力なマシンなので、SSDに換装したら読み書きが速くなる分、少しはサクサクと動くようになるかなと言うことでSSD換装にトライしてみました。
Mac mini and Samsung 850 EVO

Mac mini HDDクローニング中今回換装したのはSAMSUNGの500GBのSSD 850EVOでしたが、今や500GBくらいのSSDだと15,000円程度で買えちゃうんですね。この価格的な面もMac miniのSSD化を後押ししてくれた要因でした。年末の慌ただしい中でしたが、秋葉原へ行ってSSDを物色。メモリもさすがに4GBでは厳しいので、増設するため4GBのDDR3 SO-DIMM(1066MHz)を2枚購入。ついでにバックアップを取るためのクローニング・マシンも購入してきました。これは結構便利で、内蔵ハードディスクを丸ごと交換するときにはバックアップが簡単にできるので重宝します。但し、空き領域も含めて丸ごとクローニングするので、コピー元のメディアよりもコピー先のメディアの方が大きい必要があり、更にコピー後のメディアのサイズはコピー元のメディアと同じサイズとしてしか認識されないという欠点があります。今回内蔵ハードディスクは320GBだったのですが、これをクローニングしたら500GBのSSDが320GBのディスクとしてしか認識されませんでした。ちょっともったいない気がしますが、仕方ないか。右の写真のように取り出したHDDとクローニング先のSSDを同時に挿してクローニングすることが可能です。HDDに損傷が多かったので、クローニングも結構時間がかかりましたが、夜寝る前にクローニングをかけて、朝起きたらできあがってました。

Mac mini 2010の内部Mac mini Mid 2010を裏返しにして底面の黒いラバー製のフタを少し回して開けると、左の写真のように金網状の仕切り板の上にAir Mac用のWiFiアンテナが取り付けられています。(この写真ではその右下に取り付けられているCowlingプレートとファンは既に取り外されています)内蔵HDDは、この金網の下にありますので、この金網状の部品(アンテナ・プレートと言うらしい)を外します。ネジ4本で止まっていますが、写真の右側の2本はHDDを固定するためのもの、上下の2本はアンテナ・プレートを本体に止めているものですが、このネジはラバーの裏ブタを固定する役割も持っています。ネジを外すにはトルクスドライバーの8番が必要です。このアンテナ・プレートは、写真下側の端子にアンテナ・ケーブルが繋がっていますので、慎重に取り外す必要があります。

Mac mini 2010 HDDを外したところアンテナ・プレートを外すと、すぐ下にHDDがありますので、これをゆっくり前方に引いて外します。HDD自体はネジ止めされているわけでは無く、筐体の奥側にある穴に引っかける形で留まっているだけです。小さな筐体に多くの部品を詰め込むための工夫が随所にされているのが、今回バラしてみて分かりました。内蔵HDDは日立製でしたが、この時期のMacの内蔵HDDは温度センサーが付けられていて、ファンの回転を制御する役割を持っています。この写真では光学ドライブに取り付けられた温度センサーが見えると思いますが、HDDの側面にも同様のセンサーが貼り付けられています。SATAケーブルと温度センサーケーブルは慎重に外しておきます。マザーボード側のコネクタは意外と簡単に外れます。

Mac Mini換装後SSDの取り付けは元々のハードディスクを繋いでいたSATAケーブルとアライメント用ネジを使って元通りの位置に挿入します。温度センサーケーブルも元通りの位置に取り付けておきます。SSDの場合ハードディスクと違って回転部分はありませんので、発熱の心配も少ないとは思いますが、どうやらこれを付けておかないとファンが回りっぱなしになるようで、私のMac miniのファンも結構派手に回ってくれてます(^_^; >これに関してはもう少し検証してみます。メモリの交換は元のメモリの両側の金具を押し広げてDIMMを起こしてやれば外れますので、それ程難しくは無いでしょう。ただ挿入する時にしっかり奥まで挿してあげないとちゃんと認識しませんので、注意が必要です。あとは元通りに部品を戻してあげればできあがり。ところが、組み上げていったらアンテナプレートを止めていたネジの内1本が、ネジ山がバカになってしまって止まらなくなってしまいました。取りあえず本体の底にテープで止めてますが、このネジと温度センサーをアメリカから取り寄せないとダメかも。

電源を入れてMac miniを立ち上げると今までのハードディスクとは比べものにならないスピードで起動してくれます。今まで数分かかっていた起動時間が1分もかからなくなって、これだけでもSSDにした甲斐があるというものだ。と、ここまで書いてきたところで大分長くなってしまったので、Mac mini Late 2012のSSD増設は別記事にすることにしました。続きはそちらで。

 

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