今回の渡米ではシカゴのコンサートを2晩に亘って見るのが主目的でしたが、その2日目、ロサンゼルスのグリフィス・パークにあるグリーク・シアターでのコンサートのレポートをしておきます。今回の渡米では費用節約のため、宿泊は妹の家に泊まらせてもらい、移動も妹の車を頼りにしました。その代り食事と妹の分のシカゴのグリーク・シアター・コンサートのチケット代は私もち。しかし不慣れな道をレンタカーを借りて運転するよりは遥かに安全なので、ここ最近渡米するときは妹頼みです。この日のチケットは海外からでもTicketMasterで購入できたのですが、所謂Will Callでしか受け取ることが出来なかったので、コンサート当日までチケットが手元にない状態でした。それはそれで結構不安。まぁ以前ヴァネッサ・ウィリアムズのコンサートを見に行った時も同様に現地で当日ボックス・オフィスへ行き、パスポートと購入時のクレジットカードを見せてチケットを引き取りましたから、まぁ要領は大体わかっていました。

グリーク・シアターのあるグリフィス・パークはGlendaleからほど近い距離にあり、せっかくグリーク・シアターまで行くのだから、今は亡き初代ギタリスト、テリー・キャスの墓参りもしておこうということで、Forest Lawn Memorial Park-Glendaleに寄っていくことにしました。Forest Lawnに行くのはこれで3回目なので、テリーのお墓の場所は大体わかっているのですが、とにかくこの墓地は敷地が広大なので、墓地内の地図をもらっておかないと道に迷う恐れがあります(笑)。それとForest Lawn自体も何カ所かありますので(Hollywood Hillsとか、Long Beachとか)、間違った場所のForest Lawnに行ってしまうととんでもないことになります。Forest Lawnの事務所のお姉さんたちは親切なので、お墓の場所は丁寧に教えてくれます。前回行ったときはコスタメサの町中の花屋で花を買っていきましたが、値段的にあまり変わらなかったのと、コスタメサから車で1時間くらい行かないといけないので、この暑さでしおれる可能性が無いとも言えないと思い、今回は事務所に隣接したFlower Shopで花束を買ってテリーのお墓に供えてきました。

The Greek Theatre Front

この日のコンサートは19:30開演でしたが、とにかくチケットを受け取らないといけないので、早めにグリーク・シアターに行ってみましたが、駐車場(今回は事前に予約しておいたので、劇場にほど近いLOT Gに停められました)のオープンが17:00からということだったので、劇場前の道路をウロウロとしていたら、LOT Bのあたりで係のおじさんが「LOT Gだったら係のお姉さんに言えばもう停められるはずだからさっさと駐車場に入れなさい」と教えてくれたので、LOT Gに移動。さすがちょっと値段の高いエリアなので早めに入れてくれるんですね。駐車場を予約した時にチケット自体はデジタルで送られてくるのですが、そのチケットに”デジタル・チケットだけでは無効で必ずプリントアウトしてくること”と書かれていて、「なんでだろう」と思ったら、駐車場に入る際に、そのチケットはもう使ったという証明で切れ目を入れるんですね。そのためにプリントアウトしたものが必要でした。なんだか進んでるんだか遅れてるんだか、せっかくデジタル・チケットなのにと思いました。ボックス・オフィスにはWill Call専用の窓口があったので、そこへ行くとIDを見せるように言われ、パスポートを提示しましたが、特にクレジットカードの提示は必要なく、無事チケットを受け取ることができました。私たちの席はVIP席だったので、窓口のお姉さんが入場の集合場所と集合時間(Meet & Greetがあるため)について詳しく教えてくれました。入場時の持ち物チェックで、ニコンのコンパクト・デジカメ(ちょっと大き目なB700)が引っかかり、荷物チェック係のお兄さんが怪訝な表情で見るので「これはコンパクト・デジカメでプロユースじゃないよ」と必死に主張し見逃してもらいました(笑)。そんなこんなで無事に会場に入場できました。

Chicago at The Greek Theatre-Introduction
mes Pankow

会場に入ると、まぁシカゴのコンサートは大体いつもそうなんだと思いますが、私たちとほぼ同年配の白人のお客さんが殆ど。ラテンな人たちやアジア系は多少いるけど、黒人は殆どいないんですね。テリー・キャスが元気だった頃のシカゴはちょっと黒っぽい曲とかもやってましたし、ポインター・シスターズやシャカ・カーンなんかとも共演したりしてましたが、不思議とお客さんは白人ばかりですね。さて、この日のコンサートも”Introduction”からスタートしました。しかしこの日は席がステージの真ん前で5列目という、日本でも取れたことのないような席だったので、ちょうどホーンの3人がステージ前方に並ぶとジミーの真ん前で、ジミーのトロンボーンの音が生で聞こえるという絶好の席でした。しかしジミーのトロンボーンは相変わらず音量がでかい!シカゴ・ホーンズの要はやはりこの人なので、最近は年齢的にフルにコンサート・ツアーに参加するのも難しい面もあるのか、時々トラがはいってライブをお休みすることがありますが、やはりジミーがいないとシカゴの独特なブラス・アンサンブルが成立しないと思います。今回は渡米前にいろいろ心配な出来事がありましたが、無事フル・メンバーのステージが見られたので、無事目的達成でした。この日のコンサートは前日のOC Fairと違って今ツアーのフルセットリストでのステージで”Introduction”に続いて”Questions 67 And 68″も演奏してくれました。(但しイントロは4小節短いバージョン)この曲からニール・ドネルはステージに登場。キース・ハウランドは最近緑のレスポールを弾いていることが多かったのですが、この2日間のコンサートでは赤いMusic Man Luke(シングルコイル)をメインに弾いてました。そして3曲目の”Dialogue”から、7枚目あたりまでの初期の楽曲を中心にヒット曲を演奏し、前日のOC Fairでは演奏しなかった”Wake Up Sunshine”や”Call On Me”もこの日は演奏してくれました。”Wake Up…”のような渋めの曲でもお客さんがsing alongしちゃうのは新鮮な驚き。ジミーのトロンボーン・ソロの後の”Wake up sundhine…”のAメロのところをボビーが”Jimmy Pankow….”と歌詞を変えて歌ってました。また”Call On Me”のリード・ヴォーカルはルー・バーディニでした。

Chcago at Greek Theatre_Ballet

途中、Xからの”If You Leave Me Now”と19の”Look Away”をアコースティック・バージョンで挟み(この2曲もOC Fairでは演奏しなかった曲でした)、そのまま”Ballet for A Girl in Buchannon”に突入。”If You Leave Me Now”はキースとニールのアコースティック・ギター・デュオでの演奏、”Look Away”はルーのキーボード弾き語りを中心に後半はバンドが入ってという趣向でした。”Look Away”でステージ前面に出てきたルーがそのままフロントに残り、”Ballet…”を演奏しました。前日のOC Fairではステージ後方の雛壇に乗ったままの演奏でしたので、演出上はここが変わっていました。”Now More Then Ever”まで演奏し、これでファースト・セット終了とおもいきや、ロバートが「実はこれから新しい映画のワンシーンのシューティングがあるんでみんな協力してくれるかい?」と客席に呼びかけると、やんやの大喝采。若手アーティストのステージ・シーンの撮影のようでしたが、映画の詳細は分からず、そこで歌ったアーティストはDavidと呼ばれていましたが、本名なのか役名なのかもよく分からず。まぁ後々の発表を楽しみにしましょう。

Chocago at The Greek 2nd set

さて、15分間のインターミッションの後セカンド・セットが始まる頃にはすっかり日も落ちて(サマータイムなんで日が長い)、テリーが亡くなった後のバンドの決意表明とも言える楽曲、”Alive Again”でスタート。この曲も前日のOC Fairではやらなかった曲ですね。そして”Does Anybody…”, “Old Days”と畳みかけ、80年代の2曲を演奏した後、ロバートが12弦ギターを抱えてステージ前面に出て来てメンバー紹介。この辺りの流れは前日のコンサートとほぼ同じでした。セカンドセット前半では、キースは黒いテレキャスターThinlineをメインに弾いていました。このあたりはハムバッカーサウンドが欲しい楽曲ってことでしょう。”I’m A Man”の間奏部でのウォーリーとラモンのドラムス&パーカッション・バトルは二人のエンターティナーぶりが際立っていて、聴衆を飽きさせないようにしているのが分かります。途中でドラムとパーカッションが入れ替わったり、最後にラモンがシェケレを持ってステージ前面に出てきて観客を煽ったりと楽しませてくれるバトルでした。コンサート本編のラスト4曲は前日と同じ進行でしたが、この頃には相当数の聴衆がステージ前方に押し寄せてきていて、警備員が最初は前方に入らないように堰き止めていたのですが、途中であきらめてステージ前に鈴なりにファンが並んでいる状況になっていました。私も最初は席が前から5列目ということもあるので、ステージ前に行ってメンバーに握手を求めようかと思いましたが、とてもこの状況の中に突入する勇気がなく(身長で負けてるし)諦めました。まぁミート&グリートの際に握手してるからいいかと。

25 Or 6 To 4

そしてアンコールはレイ・ハーマンのアルト・サックス・ソロをフィーチャーした “Free”と、”25 Or 6 To 4″という定番メニュー。ファンはやはりこれを聞かないとシカゴのコンサートに来たという気になれないでしょうね。

Setlist for The Greek Theatre 7/27/2019

1st Set  

1. Introduction
2. Questions 67 And 68
3. Dialogue (Part I & II)
4. Wake Up Sunshine
5. Call on Me
6. (I’ve Been) Searchin’ So Long
7. Mongonucleosis
8. If You Leave Me Now (Acoustic version)
9. Look Away (Lou Pardini solo on keyboard,… more )
10. (Ballet for A Girl in Buchannon)Make Me Smile
11. So Much to Say, So Much to Give
12. Anxiety’s Moment
13. West Virginia Fantasies
14. Colour My World
15. To Be Free
16. Now More Than Ever

2nd Set

17. Alive Again
18. Does Anybody Really Know What Time It Is?
19. Old Days
20. Hard Habit to Break
21. You’re the Inspiration
(Band Introduction)
22. Beginnings
23. I’m a Man
24. Just You’N Me
25. Hard to Say I’m Sorry / Get Away
26. Saturday in the Park
27. Feelin’ Stronger Every Day (Second half only)

Encore:
28. Free
29. 25 or 6 to 4

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